プログラム

会長講演

ポストゲノム時代のケアを先導する
講  師 内布 敦子(兵庫県立大学)
座  長 淺沼 智恵(国立がん研究センター東病院)

特別講演1

Transforming Health Through Genomics Nursing:
Opportunities and Challenges
講  師 Christine Miaskowski(Departments of Physiological Nursing and Anesthesia, School of Nursing, University of California, San Francisco, CA, USA)
座  長 川崎 優子(兵庫県立大学 看護学部)
企画意図  1990年のHuman Genome Project 以降、米国の看護教育の中でどのような研究・人材育成・臨床実践などが実践されてきたか解説する。 さらに、ゲノム情報を看護職が活用する方法として、症状マネジメントの観点より研究や臨床応用について具体的に紹介しながら、将来的にヘルスケアの中でビックデータとして取り扱うことの意義について言及する。

特別講演2

End of Lifeを支えるケアの普遍性
講  師 柏木 哲夫(淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長、 ホスピス財団理事長)
座  長 内布 敦子(兵庫県立大学)
企画意図  分子標的薬の開発やゲノム医療の導入等、新しい医療技術が開発され導入される度に、人々は一喜一憂してきました。がん治療によってダメージを受け、生きる意味を見失うほどQOLが低下した時代を振り返れば、分子標的薬もがんゲノム医療も光明には違いありません。しかし、医療技術がどう変わろうと、必ずそこには普遍的な人間の生と死の問題があります。人が生きて死んでいくことについて一つの哲学を持つことはがん医療・看護だけでなく、すべての健康にかかわる援助の基盤となります。様々な治療の盛衰に惑わされず、生きることと死ぬことに対して、医療・看護者がどう向き合いどう貢献できるのか皆さんと共に考えたいと思います。

教育講演1

がんプレシジョン医療:あなたにあわせた個別化医療を
講  師 中村 祐輔(がん研究会がんプレシジョン医療研究センター)
座  長 武田 祐子(慶應義塾大学 看護医療学部)
企画意図  「プレシジョン医療」は、がんの予防・診断から新規の免疫療法まで、広い分野を包括するものです。 本教育講演では、最新のゲノム技術などを利用した、がんのスクリーニング、再発のモニタリングによるがんの早期発見、治癒の可能性を高める、有害事象の緩和に繋げるための研究動向について解説していただきます。さらに、がん臨床において個々のがんの特性をゲノム・エビゲノム・プロテオーム・がん微小環境解析などが、どこまで臨床応用可能となってきているか概説していただきます。

教育講演2

余命を予測するための指標~「その時がいつか」を予測する
講  師 森 雅紀(聖隷三方原病院 緩和支持治療科)
座  長 荒尾 晴惠(大阪大学大学院 医学系研究科)
企画意図  本教育講演では、終末期がん患者の生命予後の予測に関する知見について、理解をする機会とします。患者さんの余命を予測することは、終末期のケアにおいて重要な課題です。治療を続けるか、自宅に帰るか、未完の仕事をどうするのか等について、患者さんとご家族、そして医療チームが様々な判断をしていく際に欠かせないからです。しかし、余命の予測はどこまで可能なのでしょうか、患者さんの予後予測の指標はあるのでしょうか、指標を生かして、どのようケアができるのでしょうか。そういったことを学ぶ機会とし、そさらに臨床で活用できる、予後をどのように患者さんやご家族に伝えるかといったコミュニケーションについてもご講演いただきます。

教育講演3

粒子線治療と看護への期待
講  師 出水 祐介(兵庫県立粒子線医療センター附属神戸陽子線センター)
藤本 美生(兵庫県立粒子線医療センター)
座  長 北田 陽子(群馬大学医学部附属病院 重粒子線医学センター)
企画意図  粒子線治療では、一部の疾患で保険収載され、身近な治療となっており患者の期待が高まっている。そのため多くの患者が意思決定の段階で粒子線治療について検討されている。
 腫瘍に集中的に照射する粒子線治療において、看護師の治療計画に即した治療支援は治療効果や有害事象の程度にも影響する。特に、治療計画時の的確な看護情報の提供や、治療の準備段階から始まる「前処置」に対しては高い責任を担っており、計画通りの治療完遂を左右するものとなっている。近年、高精度放射線治療が主流になりつつある中、求められている精度の高い治療支援の視点は治療室だけでなく病棟・外来看護においても重要な視点である。今回、患者の意思決定と治療の支援に必要な粒子線治療と看護について学ぶ機会としたい。

シンポジウム1

病院・施設を超え地域全体で紡ぐアドバンス・ケア・プランニング
シンポジスト 木澤 義之(神戸大学医学部 緩和支持治療科)
松本 京子(NPO法人神戸なごみの家)
山岸 暁美(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室、
       一般社団法人コミュニティヘルス研究機構、神戸市医師会未来医療検討委員会)
松本 陽子(NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会)
座  長 江口 恵子(社会医療法人博愛会相良病院)
藤原 由佳(神戸大学医学部附属病院)
企画意図  2018年3月に改訂された「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」においてアドバンス・ケア・プランニング(以下、ACP)の実践・普及が明文化され、診療報酬や介護報酬の中にも盛り込まれた。ACPとは、患者・家族・医療従事者の話し合いを通じて、患者の価値観を明らかにし、これからの治療・ケアの目標や選好を明確にするプロセス」とあり、単に治療をするかしないか、延命処置をするかしないかといったことにとどまらず、本人の価値観やどのような生活・生き方を望むかということを日頃から話し合うことが重要である。しかし、日本人おいては、家庭医の存在がなく、病気の種類や病気の経過によってかかる病院や施設が異なり、1つの医療機関のみでその人を診続けるということは少なくなっている。このような状況から、せっかくACPを重ねてきてもうまく申し送り、引きつがれないと話し合いの内容が活かされることなく、医療・ケアをうけることとなってしまう。現在、各施設でACPに取り組まれつつあるが、各シンポジストからの発表を踏まえ、今後、施設を超えて患者の意向をつなぎ、紡いでいくことができるしくみづくりについて検討する。

シンポジウム2

AYA世代希少がん患者の人生に寄り添い、切れ目のないケアを考える
シンポジスト 今村 善宣(神戸大学医学部附属病院腫瘍・血液内科)
津村 明美(静岡県立静岡がんセンター)
椎野 育恵(淀川キリスト教病院)
多和田 奈津子(一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン )
座  長 丸 光惠(甲南女子大学 看護学科 国際看護開発学)
鶴田 理恵(公立大学法人大阪 大阪市立大学医学部附属病院 看護部)
企画意図  AYA世代は、がんの罹患・死亡率が低いとされているものの、年間2万人もの人が新たにがんと診断されている。YA世代のがん患者は、この時期に発症する以外にも、 小児がんの再発・二次がん罹患、遺伝性腫瘍の発症、終末期の支援など、病気の状況も多様である。また新しい人生の体験を積み重ねていく時期であり、 人生の危機状況を乗り越えて、そしてさらなる挑戦が繰り返される。AYA患者・サバイバーのアンメットニーズでは今後の見通し将来への不安など医療者に相談できない現状も明らかになっている。 また親との意見の相違の調整やコミュニケーションの難しさも医療者の苦手意識にも繋がっている。
 YA患者・サバイバーへの支援は、長期的かつ多様なニーズへの個別な対応が必要であることがいわれているが、希少がんに対するケアについてはまだ 十分に内容が明らかになっていない。 YA医療チーム内だけに留まらず、成人の施設、地域社会との連携が重要である。
 このシンポジウムでは、YA世代の希少がん医療において、シームレスな支援の方略と課題を検討し、あるべきケアとは何か、YA看護を先導する看護師の役割を考える機会としたい。

シンポジウム3

地域・コミュニティで支える緩和ケア~暮らしたい場所で暮らせるために~
シンポジスト 加藤 雅志(国立がん研究センターがん対策情報センター)
角田 直枝(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター)
川原 大樹(株式会社KURASERU)
三輪 恭子(大阪府立大学大学院 看護学研究科)
座  長 船越 政江(訪問看護ステーションわたぼうし)
藤原 由佳(神戸大学医学部附属病院)
企画意図  第3期がん対策基本計画において、「がん患者が尊厳を保持しつつ安心して暮らすこと のできる社会の構築」が全体目標として掲げ、そのために、がん対策のための社会連携を強化し、積極的に患者・家族支援を実践することの必要性が述べられている。しかし、実際には地域で緩和ケアを提供するに当たり、地域の資源を連携させる地域拠点(コーディネー ター)機能が十分ではないことから、平成30年から予算計上し、拠点病院や診療所等の関係施設間の連携・調整 を行う「地域緩和ケア連携調整員」を育成し、それぞれの地域リソースを最大限活用するという取り組みが開始されている。また、一方で2025年問題に向け、国策として地域包括ケアシステムがすすめられており、認知症・高齢者だけでなく、がんを含む人生の最終段階における緩和ケア・アプローチを地域・コミュニティで提供できることが求められていると考える。
 現在、1つの医療機関のみでがん患者を看つづけることは難しく、また、診療報酬上の制約もあることから、各地域のリソースを把握し、患者が暮らしたい場所で暮らすことができるようにコーディネートすることががん患者のQOL維持の点からも重要である。しかし、実際は、病院・施設の都合が優先されていることもある。本シンポジウムでは、各シンポジストの経験を発表いただき、がん患者が暮らしたいところで暮らすことができる社会・コミュニティにおけるネットワークづくりについて考察する。

パネルディスカッション1

がん教育~がん医療の最前線を子どもたちにどう伝えるか~
パネラー 横嶋 剛(文部科学省初等中等教育局 健康教育・食育課)
助友 裕子(日本女子体育大学)
儀賀 理暁(埼玉医科大学総合医療センター緩和医療科・呼吸器外科)
座  長 雄西 智恵美(甲南女子大学看護リハビリテーション学部・特任教授)
秋元 典子(甲南女子大学看護リハビリテーション学部・教授)
企画意図  平成28年12月に改正されたがん対策基本法において、「がんに関する教育の推進のために必要な施策を講ずる」旨の文言が新たに記載されたことを受け、第3期がん対策推進基本計画では、「国は、全国での実施状況を把握した上で、地域の実情に応じて、外部講師の活用体制を整備し、がん教育の充実に努める。」ことが示された。平成29年3月に公示された新中学校学習指導要領及び翌年の新高等学校学習指導要領において、新たにがん教育についても取り扱うことが明記された。
 今後、がん医療の現場で活躍する医療従事者が外部講師としてがん教育に携わる機会がますます増えていくことが予測される。本セッションでは、がん教育の社会的重要性、外部講師によるがん教育に期待されること、学童向けのがん教育のための資料開発等について話題提供していただき、がん教育の在り方について検討する機会とする。

パネルディスカッション2

『がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)』養成プランの貢献と今後の展開
パネラー 成相 圭二(文部科学省)
松浦 成昭(大阪大学、大阪国際がんセンター 総長)
小松 浩子(日本赤十字九州国際看護大学)
座  長 松浦 成昭(大阪大学、大阪国際がんセンター 総長)
藤田 佐和(高知県立大学 看護学部)
企画意図  文部科学省が実施しているがんプロフェッショナル養成事業(がんプロ)は2007年から実施され、現在、2017年度から始まった第3期目「多様な新ニーズに対応する『がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)』養成プラン」が全国11拠点(80大学)で進行中である。がん看護専門看護師の養成数はがんプロの進捗とともに飛躍的に増え、がん看護の領域は、この事業によって大いに恩恵を受けた。多職種が一緒に学ぶ機会や市民との交流の機会が増え、医師をはじめとした医療者教育にも大きな変化をもたらしており、事業の成果は計り知れない。今後この成果をがん死亡率や患者QOL向上に反映させ、確実にするためにどのような展開が必要か議論する。

パネルディスカッション3

実践に活かすがんゲノム医療の看護を考える
パネラー 角 裕子(京都大学医学部附属病院 看護部)
日下 咲(兵庫県立がんセンター)
御手洗 幸子(NTT東日本関東病院)
藤本 加奈子(一般財団法人倉敷成人病センター)
座  長 川崎 優子(兵庫県立大学 看護学部)
蓮岡 佳代子(岡山大学病院 腫瘍センター)
企画意図  2019年6月、がん遺伝子パネル検査が保険収載され、がんゲノム医療はより急速に進んでいる。しかし、がん遺伝子パネル検査の実施状況は施設ごとで異なり、がんゲノム医療における看護支援に対して不安を抱いている看護師も多いと推察する。
 本セッションでは、がん遺伝子パネル検査を実施・検討する患者へ看護支援を行っている看護師に困難事例を提示してもらい、そのプロセスの中から今後必要な取り組みなどについて共有し、各医療機関の看護師が患者・家族の背景を理解し先を見通した看護支援を行うための“看護連携”について検討する機会としたい。

パネルディスカッション4

がん患者に学ぶ医療変革
パネラー 眞島 喜幸(NPO法人パンキャンジャパン)
長谷川 一男(NPO法人肺がん患者の会ワンステップ)
天野 慎介(一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン、
       一般社団法人全国がん患者団体連合会)
座  長 川崎 弥寿子(大阪国際がんセンター 看護部)
鈴木 久美(大阪医科大学 看護学部)
企画意図  日本では2007年にがん対策基本法が施行され、がん医療の整備が急速に進んでいる。このようながん医療の変遷に大きくかかわっているのが患者団体である。ドラッグラグの解消や臨床研究の支援に乗り出すがん患者さんたちのパワーには圧倒されるものがあり、医療や政策を動かし、また医療者を支え、励まし、アドバイスする存在にもなっている。一方、医療の内側にいる我々看護師は、医療制度の壁にぶつかり、理不尽な扱いを受けている多くの患者さんを目の当たりにしながら、がん政策にあまり関与してこなかったという自省の念もある。
 そこで、このパネルディスカッションでは、医療制度や意思決定のヒエラルキーに果敢に挑戦し、次々と医療変革を起こしている患者さんたちがどのように国の制度や政策に関与しているのかその取り組みをご紹介いただき、今後のがん医療やケアの質向上のために我々看護師がどのように政策に関与していくべきかについて考える機会としたい。

パネルディスカッション5

認知症を有する治療期にあるがん患者へのケアと意思決定支援~どのようにチームで連携をとり援助につなげるか~
パネラー 小川 朝生(国立がん研究センター 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野)
前川 智子(国立がん研究センター東病院)
横川 史穂子(地方独立行政法人 長野市民病院)
長尾 充子(ユニバーサルケア株式会社あるふぁ訪問看護ステーション)
座  長 鈴木 志津枝(兵庫医療大学)
田中 登美(奈良県立医科大学)
企画意図  高齢人口の進展と認知症高齢者の増加に伴い、認知症のある高齢がん患者の増加が報告されており、臨床の場では高齢がん患者の治療や療養の場に関する意思決定支援の問題に直面している。また、高齢がん患者には基礎疾患の存在、治療の適応と副作用の判断の難しさ、家族支援の問題などの事情により、さらに意思決定支援が難しくなると考えられる。
 本パネルディスカッションにおいて、それぞれの立場から認知症を有する治療期にあるがん患者の意思決定支援における課題と支援の実際について語っていただき、その上で、医師-看護師間の連携や看・看連携に基づく意思決定支援の在り方や援助の方法について意見交換していただく。

特別基礎講座

生命理学に学ぶがんゲノム
講  師 西谷 秀男(兵庫県立大学大学院生命理学研究科・教授)
吉田 秀郎(兵庫県立大学大学院生命理学研究科・教授)
座  長 菅野 かおり(公益社団法人日本看護協会神戸研修センター)
企画意図  がんゲノム検査が保険適用を受けて、臨床現場はがん細胞に発現している遺伝子バリアントを見極め治療に最後の希望をつなごうとする患者への対応に追われています。ここ数年、がんの医療現場に急に「遺伝子、遺伝、ゲノム」といった言葉が飛び交うようになり、苦手意識をもつ看護師も多いかもしれません。目の前で苦しむ患者さんの細胞の中で一体何か起きているのか、DNA、蛋白、細 胞、病気、遺伝と、一連の世界をイメージできれば、病態の理解や患者さんへの説明に必ず役に立ちます。セミナーでは、生命理学の研究者がわかりやすくゲノムの基礎とがん医療への応用を解説します。

編集委員会主催研修会

編集委員会企画セミナー
  臨床での看護を「実践報告」するヒントとコツ
講  師 長田 暁子 (大阪府立大学 准教授 ・小児看護専門看護師)
座  長 佐藤 まゆみ(日本がん看護学会誌編集委員長)
企  画 日本がん看護学会編集委員会
藤田佐和、今井芳枝、大釜徳政、片岡純、佐藤正美、千﨑美登子、堀越政孝、松原康美、水野照美 、光木幸子、村上好恵、吉岡さおり
趣  旨
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 日本がん看護学会誌への投稿論文において、「実践報告」の投稿は非常に少ない現状があります。今後、臨床等施設において、がん看護学の発展に寄与すると考えられる実践を結果としてまとめ、その実践が利用者ニーズをどのように満たすものであるかを評価し、今後のさらなる課題を明確化したうえで論文として公表することが求められます。
 そこで本セミナーでは、高度実践看護師として実践した成果を論文として投稿・掲載されている大阪府立大学大学院 看護学研究科 長田暁子先生より、自身の実践を振り返り、なぜ論文を作成しようと考えたのか、課題の明確化や実践内容の検討、実践の効果を評価する際の指標および論文にまとめる時に必要なポイントについてご講演いただき、看護の取り組みを「実践報告」として投稿することの可能性を考える一助としたいと思います。
 あまり学術的にならず、臨床の実践看護師や教育研究者が「そうか。私も投稿できるかも」と思ってもらえるような「親しい講演」になればと考えております。

教育研究活動委員会主催シンポジウム

がん看護の段階的・系統的な現任教育を考える
シンポジスト 佐藤 一樹(名古屋大学)
長谷川 久巳(虎の門病院)
柏木 夕香(新潟県立がんセンター新潟病院)
入江 佳子(筑波大学附属病院)
司  会 梅田 恵(教育研究活動委員会 委員長)
企画意図  これまで教育研究活動委員会では、主にアドバンストナースの知識・技術を深めるための研修会や、学術集会に併せたセミナーなどを行ってきた。 しかし、毎年新たに37万人ががんに罹患する現状や、がん治療の高度化・複雑化が進んでいる状況に鑑みると、がん患者への質の高いケアの継続のためには、 がん看護の専門性を備えた看護師のみではなく、患者への直接ケアの大部分を担うジェネラリストナースへの基本的かつ標準的ながん看護に関する知識・技術の 習得のための系統的な教育は喫緊の課題である。
 現在、ジェネラリストナースに対するがん看護の教育は、集合教育を主体として個々の施設において院内教育や学会等から提供される研修などを用いて工夫しながら行われているが、 がん看護の教育を担う人材や教材、デバイスなどの地域差も指摘されている。
 現在本委員会では、JNAラダーの活用やWebによる教育方法などを含む、系統的で段階的な教育プログラムの構築にむけて検討を重ねている。今回、現在行われている現任教育を概観し、学会との連携によるがん看護の現任教育の体制を考えたい。

教育研究活動委員会 特別海外セミナー

The Supportive care and symptom management in the survivorship phase
講  師 Raymond Chan
(Division of Cancer Services, Princess Alexandra Hospital, Metro South Health Cancer Palliative Care Outcomes Centre and School of Nursing Queensland University of Technology)
座  長 矢ヶ崎 香(慶應義塾大学看護医療学部)

国際活動委員会主催セッション

Advancing Symptom Science for Oncology Patients in the Era of Precision Health
(プレシジョン・ヘルス時代におけるがん患者のための症状科学の進歩)
講  師 Christine Miaskowski(Departments of Physiological Nursing and Anesthesia, School of Nursing, University of California, San Francisco, CA, USA)
座  長 宮下 美香(広島大学大学院医系科学研究科 教授)
趣  旨
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 がんゲノム医療は著しく進歩しているが、実臨床においてゲノム情報は主に治療に活用されており、看護への活用は限定的である。一方で、個別化医療を可能にするゲノム情報は看護分野にも大きな発展をもたらすことが 期待される。米国では、ゲノム情報をがん治療に伴う症状の個別性予測に用いて看護ケアに活用する取り組みがすでに始まっている。そこで、本セッションでは、ゲノム情報とがん治療に伴う症状との関係について研究を進めておられるMiaskowski先生を講師にお招きし、がん患者の症状をよりよく理解するために看護学研究者が分子生物学的な手法をどのように活用しているのかをお話いただく。看護学の視点からゲノム情報をどのように活用することができるのか、実際にどのような看護が展開できるのかについて理解を深めていくと同時に実践を支えるシステム構築や教育のあり方についても考える機会としたい。
 Miaskowski先生には特別講演1の内容を踏まえてお話いただきますので、ぜひ特別講演1とともにご視聴ください。

SIGフォーラム

-自分の関心のある分野と仲間を見つけよう-
SIGの紹介 国府 浩子(日本がん看護学会SIG担当理事)
SIGグループ がん看護専門看護師、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、ホスピスケア、乳がん看護、スキンケア、治験・臨床研究看護、リンパ浮腫ケア、血液・骨髄幹細胞移植看護、遺伝がん看護、がん放射線療法看護、外来がん看護、在宅がん看護、がん精神看護、小児・AYA世代がん看護、災害がん看護、肺がん看護、アピアランスケア、頭頚部がん看護
企画意図
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 SIG(特別関心活動グループ: Special Interest Group)は、「日本がん看護学会の会員が、自己の関心テーマにしたがって、志を同じくする者同士が集い、情報交換等を図って切磋琢磨し、より専門に特化した自己研鑽の場を共有すると同時に、テーマに関わるがん看護の質向上のために貢献すること」を目的として活動しております。
 SIGの活動は2006年から開始となり、現在19グループが活動しています。活動内容は、講師を招いての学習会や事例検討会の開催、メーリングリストなどを活用した日々の情報交換などが主になりますが、学術集会での交流集会の開催や患者指導用のパンフレット、ガイドラインの作成など、年々活動内容が充実してきております。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインによる学習会も開催しています。
 現在SIG登録メンバーは約945名ですが、今後さらに活動を充実させ、各テーマに関わるがん看護を発展させていくためには、どのグループにも更に多くの仲間が必要です。
 今回の学術集会では、web方式での開催に伴い、SIGの目的や、現在活動している19グループがどのような活動しているのか、プレゼンテーションを配信し皆さんにお伝えします。
 ご自身が興味関心のあるテーマについて、どのような活動を行っているのか御覧ください。そして、気になるグループがありましたらぜひ参加してみてください。

ガイドライン委員会主催研修会

がん看護におけるエビデンスの集積と新ガイドライン作成に向けて
講  師 飯野 京子(ガイドライン委員長)
藤本 美生(兵庫県立粒子線医療センター がん看護専門看護師)
矢ヶ崎 香(慶應義塾大学看護医療学部)
企画意図  がん医療の進歩と共に、がん看護の新たなエビデンスの集積、更新は必須である。ガイドライン委員会は日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本臨床腫瘍薬学会の3学会合同での「がん薬物療法における職業性曝露対策ガイドライン2019年版」の発刊を支援した。そして、今後もさらなるがん看護のエビデンスを構築すべく、新たなガイドラインの作成や既刊のガイドラインの改訂を計画している。
 今回は、発刊した2019年版の職業性曝露対策ガイドラインのその後の臨床の現場での活用の経過と評価、そして新たなガイドラインとして「急性放射線皮膚炎のケアに関する合同ガイドライン(仮称)」の作成(日本放射線腫瘍学会との合同)および「外来がん化学療法看護ガイドライン1⃣抗がん剤の血管外漏出およびデバイス合併症の予防・早期発見・対処 2014年版」改訂版である「がん薬物療法に伴う血管外漏出に関する合同ガイドライン(仮称)」(日本臨床腫瘍学会、日本臨床腫瘍薬学会との合同)作成に向けて、それぞれの作成の経過と今後の展望を紹介する。

がん看護技術開発委員会主催研修会

「がん患者指導管理料」の未来構想
―がん患者カウンセリング料からの10年を振り返りながらー
演  者 小松 浩子(日本がん看護学会 理事長)
綿貫 成明(がん看護技術開発委員)
橋本 久美子(聖路加国際病院 がん相談支援センター)
玉木 秀子(がん看護技術開発委員)
司  会 森 文子(がん看護技術開発委員会 委員長)
企画意図   本委員会は、がん看護技術の高い専門性が診療報酬上で評価されることを目指して活動している。がん患者の診断時からの精神的なケア、抗悪性腫瘍薬の副作用等の管理の重要性が高まる中で、2010年診療報酬改訂において、がん患者に対する継続的な指導管理を行うことを目的として「がん患者カウンセリング料」が新設されてから10年が経過した。2014年改訂において「がん患者指導管理料」へ移行する中で、がん看護の専門的知識と援助技術が独立して継続的に診療報酬を算定できることになったことはがん看護の社会的評価へとつながったと考える。
  全国の算定件数は増加し続け、算定していくための組織づくりも進む現状を踏まえながら、今年度の研修会では、さらにがん看護の専門性を患者・家族の支援へ還元していくための未来構想について考えていきたい。本学会小松浩子理事長より、これまでの日本がん看護学会の取り組みや経緯を概観し今後への期待をお話していただいた上で、本委員会よりがん患者指導管理料に関連した相談対応の現状について、今後の診療報酬改定に向けた可能性を検討し報告する。そのうえで、今後の改訂にむけて本委員会として新たに評価をもとめていきたいリモートでの支援の可能性や高齢がん患者に対する介入について、聖路加国際病院がん相談支援センターの橋本久美子氏、埼玉医科大学国際医療センターの玉木秀子氏(本委員会委員)からそれぞれの臨床現場での実践を踏まえながらお話しいただき、「がん患者指導管理料」の発展と充実の可能性を考える機会としたい。

災害対策委員会主催セッション

Withコロナにおけるがん看護の課題と取り組み
講  師 渡邊 知映(災害対策委員会委員長)
今津 陽子(災害対策委員)
寺岡 征太郎(和洋女子大学 准教授 精神看護専門看護師)
長谷川 久巳(虎の門病院 がん看護専門看護師)
座  長 渡邊 知映(災害対策委員会委員長)
渡邉 眞理(災害対策委員)
企画意図  日本がん看護学会 災害対策委員会は、2020年4月にCovid-19の感染拡大に伴い、アドホックな委員会として活動を開始した。2020年4月21日に小松理事長より、日本がん看護学会からの緊急メッセージ「がん医療・看護の質を担保し、人々の命と尊厳を守るために」をホームページに掲載された。また本委員会は、活動開始後①「日本がん看護学会 COVID-19によるがん治療・看護への影響・支援に関する学会員のニーズ調査」(2020年6月3日学会ホームページに調査結果を掲載)②「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に伴う外来がん薬物療法を受ける患者・家族への情報提供の手引き(Ver.1.0)」(2020年6月12日学会ホームページに掲載)、JANA(日本看護系学会協議会)緊急シンポジウム「看護系学会が今、新型コロナウィルス感染症対策に向けて取り組むこと」(2020年6月7日)での報告等を実施してきた。
 本セッションでは、Covid-19の対応について本委員会活動の紹介と看護師のサポート、看護管理者の視点からの危機管理について検討し、with コロナ時代におけるがん医療・看護のあり方について検討する。

交流集会

交流集会1 終末期の患者にも行える「触れるケア」~がん拠点病院、ファミリーハウスでの活動を例に~
交流集会2 心理介入を含む包括的リンパ浮腫予防支援プログラムの開発と展開
交流集会3 アスベストがもたらす悪性胸膜中皮腫の患者と
家族のQOLを維持する総合的ケアガイドの作成にむけて:
いかに迅速に症状をコントロールし、いかに心の痛みを和らげるか。
交流集会4 SIG小児・AYAがん看護グループ主催
AYA世代がん患者・経験者のピアサポートを考える!
~本当に必要とされるピアサポートのあり方とは:ポストコロナの挑戦~
交流集会5 がん患者を対象とした患者報告型アウトカム(PRO:Patient Reported Outcome)の
臨床へのimplementation
~IPOSの導入と活用からケアの質向上に貢献する~
交流集会6 COVID-19の前と後、在宅におけるがん医療・看護を考える
~連携の変化、新たな障壁への工夫と課題~
交流集会7 がん遺伝子パネル検査を受ける患者・家族への支援を担う専門性の高い看護師の育成を考える!
交流集会8 避難所生活を送るがん患者に必要な支援を考える
〜伝えていますか?治療継続中の患者が避難先でできるセルフケアと感染対策〜
交流集会9 高齢がん患者の意思決定支援-支援者に必要な能力を学ぶ-
交流集会10 SIGスキンケア企画 自壊創ケア part2 ~乳がん患者の療養生活の工夫~
交流集会11 進行がん患者と家族のアドバンスケアプランニングを促進する家族への看護プログラム
交流集会12 SIGがん看護専門看護師企画:
コンサルティとの関係づくりについて考えよう
~事例に学ぶ効果的なコンサルテーションの工夫や働きかけ~
交流集会13 「しくじり体験から学ぼう! がん看護専門看護師が行う倫理調整」
~CNSの倫理調整能力向上への取り組み~
交流集会14 がん治療期を生きる患者と家族ががん体験に意味を見出すことを支援するケアをめざして
~マーガレット・ニューマン理論に基づくがん看護実践~
交流集会15 禁煙教育に係わる日本のオンコロジーナースの能力向上のためのワークショップダイジェスト版
-TOBACCO ZERO MISSION-SIG肺がん看護グル―プ企画
交流集会16 病院でも家でもない第三の場「マギーズ東京」でのサポートの本質をみつめる
~コロナ禍での新たな挑戦~
交流集会17 BRCA保険適用拡大に伴うリスク低減手術やサーベイランスに必要な体制と看護

教育セミナー1~10 LIVE配信

教育セミナー1
演 題 名 多発性骨髄腫治療の最先端と看護
演題1:看護師に知って欲しい多発性骨髄腫の治療の今
演題2:多発性骨髄腫の新規薬剤 投与管理と副作用マネジメント
   ~当院での対応事例を通して~
講  師 堀米 佑一(北里大学病院 血液内科)
高尾 真紀(北里大学病院 血液内科・乳腺甲状腺外科 看護係長 がん化学療法看護認定看護師)
座  長 神田 清子(高崎健康福祉大学保健医療学部看護学科 学科長・成人看護学教授)
共  催 ヤンセンファーマ株式会社
配 信 日 2月27日(土)9:30~10:30 ※左記のみ1回配信
教育セミナー2
演 題 名 ICI併用時代におけるirAEチームマネジメント
講  師 駄賀 晴子(大阪市立総合医療センター 腫瘍内科 部長)
中村理恵子(大阪市立総合医療センター がん化学療法看護認定看護師)
座  長 入江 佳子(筑波大学附属病院 がん看護専門看護師)
共  催 ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社/小野薬品工業株式会社
配 信 日 2月27日(土)10:40~11:40 ※左記のみ1回配信
教育セミナー3
演 題 名 社会の変化とアピアランスケア
・看護師なら知っておきたいがん治療に伴う外見変化と最近わかってきたこと
・Withコロナの時代のアピアランスケア
講  師 大椛 裕美(横浜労災病院 看護部 がん看護専門看護師・乳がん看護認定看護師)
藤間 勝子(国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センター
      公認心理師・臨床心理士)
座  長 中村 喜美子(鈴鹿医療科学大学看護学科 准教授)
共  催 中外製薬株式会社
配 信 日 2月27日(土)11:50~12:50 ※左記のみ1回配信
教育セミナー4
演 題 名 経口抗がん剤治療を支えるチームの力 ~患者さんの自己治療力を育む工夫~
講  師 中田 健(堺市立総合医療センター 大腸肛門外科 部長)
太田 美樹(堺市立総合医療センター 看護局 がん化学療法看護認定看護師)
座  長 佐藤 まゆみ(順天堂大学大学院医療看護学研究科 教授)
共  催 バイエル薬品株式会社
配 信 日 2月27日(土)13:00~14:00 ※左記のみ1回配信
教育セミナー5
演 題 名 乳がん薬物療法の副作用マネジメントにおける看護師の取組み
・最新の乳癌薬物療法について~ベージニオを中心に~
・乳癌の経口抗がん剤治療における看護師の役割
 ~ CDK4&6阻害剤ベージニオの取り組みを中心に~
講  師 明石 定子(昭和大学医学部 外科学講座乳腺外科学部門 教授)
園生 容子(昭和大学病院 看護部 がん化学療法看護認定看護師)
座  長 国府 浩子(熊本大学大学院生命科学研究部 臨床看護学講座 教授)
共  催 日本イーライリリー株式会社
配 信 日 2月27日(土)14:10~15:10 ※左記のみ1回配信
教育セミナー6
演 題 名 慢性GVHDの管理 ~移植後長期フォローアップも含めて~
・同種造血細胞移植患者における移植後長期フォローアップ
 ~慢性GVHDの管理を中心に~
・移植後長期フォローアップ外来の実際
講  師 森 有紀(虎の門病院 血液内科 医長)
本井多希(虎の門病院 看護部 がん看護専門看護師)
座  長 海津 未希子(みその生活支援クリニック
       国立がん研究センターがん対策情報センターがん医療支援部 がん看護専門看護師)
共  催 ノバルティス ファーマ株式会社
配 信 日 2月28日(日)9:30~10:30 
オンデマンド配信:3月10日(水)11:00~3月23日(火)10:00
教育セミナー7
演 題 名 がん遺伝子パネル検査の価値~医師の視点、看護師の視点~
講  師 内田 恵(神戸大学医学部附属病院 看護部 がん看護専門看護師)
金原史朗(神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医)
座  長 佐藤 一樹(名古屋大学 大学院医学系研究科 総合保健学専攻 包括ケアサイエンス領域
      高度実践看護開発学講座)
共  催 中外製薬株式会社
配 信 日 2月28日(日)10:40~11:40 ※左記のみ1回配信
教育セミナー8
演 題 名 免疫チェックポイント阻害薬の治療と有害事象(irAE)対策
・irAE逆引きマニュアルを使ってみんなで早期発見・早期対応を!
・ICI治療におけるチーム医療 ~看護師の役割を改めて考える~
講  師 野口 哲男(市立長浜病院 呼吸器内科 責任部長)
山岸 美紀(市立長浜病院 がん対策推進室 がん看護専門看護師)
座  長 柏木 夕香(新潟県立がんセンター新潟病院 緩和ケアセンター)
共  催 MSD株式会社
配 信 日 2月28日(日)11:50~12:50 ※左記のみ1回配信
教育セミナー9
演 題 名 ・再発乳がん患者のがん化学療法副作用マネジメント~セルフケア支援に焦点をあてて~
・HER2陽性転移再発乳癌の治療
 トラスツズマブ デルクステカン投与時の副作用マネジメントのポイント
講  師 高木 礼子(愛知県がんセンター 外来化学療法センター 乳がん看護認定看護師)
徳永えり子(国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 部長)
座  長 井関 千裕(兵庫県立西宮病院 がん看護専門看護師 乳がん看護認定看護師)
共  催 第一三共株式会社
配 信 日 2月28日(日)13:00~14:00 ※左記のみ1回配信
教育セミナー10
演 題 名 肺がん治療における副作用対策 ~EGFR阻害薬による皮膚障害への対応~
講  師 菅野 かおり(日本看護協会 神戸研修センター 教育研修部 認定看護師教育課程
がん化学療法看護認定看護師)
座  長 橋口 周子(神戸大学医学部附属病院 看護部)
共  催 日本化薬株式会社
配 信 日 2月28日(日)14:10~15:10 ※左記のみ1回配信

教育セミナー11~15 オンデマンド配信

教育セミナー11
演 題 名 Patient-Reported Outcome(患者報告型アウトカム)を使った緩和ケアの質の維持・向上
講  師 宮下 光令(東北大学大学院医学研究科 保健学専攻緩和ケア看護学分野 教授)
伊藤 奈央(東北大学大学院医学研究科 保健学専攻緩和ケア看護学分野
      岩手医科大学高度看護研修センター、がん看護専門看護師)
座  長 狩野 太郎(群馬県立県民健康科学大学看護学部 看護学科 教授)
共  催 日本ホスピスホールディングス株式会社
配信期間 2月27日(土)9:30~4月30日(金)
教育セミナー12
演 題 名 抗がん薬曝露対策の取組み
講  師 石岡千加史(東北大学大学院医学系研究科 臨床腫瘍学分野教授)
横田 則子(東北大学病院 看護部 がん看護専門看護師)
座  長 黒田 寿美恵(県立広島大学保健福祉学部 看護学科長・教授)
共  催 テルモ株式会社
配信期間 2月27日(土)9:30~4月30日(金)
教育セミナー13
演 題 名 抗がん薬曝露対策の実践
~全ての静脈投与・局所投与の曝露対策を目指して~
講  師 畑 千秋(横浜市立大学附属病院 看護部 がん看護専門看護師)
座  長 塩澤 綾(神奈川県立がんセンター 看護局 がん看護専門看護師)
共  催 株式会社ジェイ・エム・エス
配信期間 2月27日(土)9:30~4月30日(金)
教育セミナー14
演 題 名 ー皮膚科・腫瘍内科有志コンセンサス会議の報告ー
「分子標的薬に起因する皮膚障害の治療手引きの更新と、その実践」
・分子標的薬に起因する皮膚障害の治療手引き-更新の概要
・高齢者のアドヒアランスを支える皮膚ケア
講  師 柳 朝子(国立がん研究センター中央病院 看護部 がん看護専門看護師)
中村千里(聖マリアンナ医科大学病院
      緩和ケアセンター がん看護専門看護師/ がん化学療法看護認定看護師)
座  長 渡邉 眞理(横浜市立大学 医学部看護学科 教授)
共  催 特定非営利活動法人JASMIN
配信期間 2月27日(土)9:30~4月30日(金)
教育セミナー15
演 題 名 こどもの“知りたい”って何だろう?
~大切な人たちが、がんになったとき~
講  師 加藤 由香(静岡県立こども病院 看護部・小児がん相談室 がん化学療法看護認定看護師)
座  長 渡邊 知映(昭和大学保健医療学部 教授)
共  催 日本コヴィディエン株式会社
配信期間 2月27日(土)9:30~4月30日(金)